子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

彼女の強さ。

パパとママが明日来ると言って帰り またさっチンとふたりになる。『そー言えば‼朝の回診の時、戻ってこなかったけど 大丈夫だったの?』 ふと簡単に聞いてしまう。『うん。下にある癌患者のサロンがあってね そこに行ってって言われてたから』‼『そーだったの?』 …

シャワー室で思うこと。

午後になって吉報が。シャワーはまだ駄目だけど 看護師サンが髪を洗ってくれるんだって‼それでもいい‼ めっちゃ嬉しいんですけど‼白衣の天使さま。 よろしくお願いいたします‼シャワー室の洗面台の前に座って洗ってもらう。 気持ちいい♪ふと東日本大震災の時を思い出し…

膣って凄い。

膣内に目一杯ガーゼを詰め込まれ診察室を脱出。改めて知った事。 膣内って結構何かを納められる。膣って凄いね。看護師サンと病室に戻る時に聞いてみた。 『シャワーとかって‥』 『そうだよねー‼先生に聞いてみますね‼』部屋に戻るとさっチンが戻ってきていた。『おか…

あの有名な動く椅子とご対面。

2日目の朝。6時に起床。 早い‥w起床と同時に血液検査。 このタイミングで? しかも血がないのにwでも我慢する。『おはよー』 『おはよー』ひとりじゃない‼普通に歩ける患者は朝ごはんの前に 自ら血圧を測りに指定の場所へ行くルールがあるらしい。わたしは一人歩きを…

筋腫分娩と子宮頸がんのふたり。

ママが持ってきてくれたスマホの充電器で充電をしながら さっチンとラインで繋がる。部屋にはさっチンとふたりきり。カーテンは処置以外もう開けっ放しで。 消灯までずーっと喋りっぱなし。彼女は子宮頸がんだと言った。でももうオペは出来ないと言われて 放射線と抗がん剤治…

運命の再会は病室で。

どの位眠ったのか 点滴を替えに来た看護師サンの気配に目が覚めた。『起こしちゃいましたね、ごめんなさい! 点滴交換しますねー』 『はーい』 『トイレはどうですか?まだ大丈夫かな?』 『はい、まだ‥』 と言いかけて止めた。 『やっぱり行ってみます!』 『じ…

久しぶりの食事と睡眠。

いよいよ待ちに待ったランチタイム。看護師サンが配膳してくれる。ママも院内のコンビニでお弁当を買ってきて すごく久しぶりのふたりでランチ。『おいしー‼』 ママが笑う。 『味気なさそうだけど?』 『久々だからかなぁーおいしーよ‼』そんな時、彼からライン。“変わりない?” “…

重症個室からの脱出。

先生3人と看護師サンが入ってきた。『状態見させて下さいねー』 『はい』まだ慣れない‥。 先生とは言え大勢の人に囲まれて見られてるこの状況。どきどき。膣内に詰め込んだガーゼを取り出すのかと思ったら 『もう少しこのままにしておきましょう』と先生。 『は…

筋腫は燃えるゴミなのか。

彼が家に戻りパパもソファーで眠ったようだった。『ねぇママ。』 わたしは気になっていた事を聞いた。 『お風呂で産んだあの筋腫さ?捨てたの?』 『捨てたよ、燃えるゴミの時に出すから』 『‥燃えるゴミだよね、きっと』 『みた時、ビックリした』 『だよね。あたしも…

白衣の天使降臨。

ほとんど寝ていないと言うのに 意識がやたらと冴えていた。血圧を測りにきた看護師サンが 濡れた暖かいタオルで顔を拭いてくれる。優しい手。人は他人に こんなにも優しい手を差しのべられるものか‥。『白衣の天使』とはこの事なんだろう。確かに天使だ。 もてな…

長かった夜が明けた。

午前5時を過ぎて パパとママが病室に戻ってきて 彼が入れ替わり車で仮眠を取ると言って出ていく。『夜、ずっと大丈夫だったよ』と報告すると 『パパなんてほとんど寝てないから眠いはず』とママ。ママはちゃんと眠ったみたいだけど パパはずっと起きていたらしい。…

深夜の考え事。

サイドテーブルの時計は午前2時。わたしは何度かうとうとしては 1時間おきに目が覚めた。『大丈夫。ちゃんと止まってるみたいだね』そう言われる度 大丈夫かもしれないと思えた。彼も安心したのか 看護師サンが出ていくと少し寝息をたてた。『子宮全摘』先生の言葉…

急変の可能性。

1時間程過ぎた頃か。アパートから彼とママが帰って来た。『もう心配しなくていいよ ちゃんと掃除してきたからね』ママが見慣れた時計を サイドテーブルに置きながらそう小声で言った。良かった‥。 ありがとぉ。部屋からいろいろ持ってきてくれて 自分の物が増えた事で気…

正体は大きくなりすぎた筋腫。

病室のベットで天井と点滴の量を眺めながら 先生と彼の話を頭の中で整理していた。温泉に行った時 はじめて手に触れた何かが 大きくなりすぎて重さに耐えられず 子宮から飛び出してきた筋腫だったんだと知った。怖い。 ホラーだ。それが今日 お風呂で産んだあの拳…

血に染まるお風呂はまるで殺人現場。

夕食の時間になって わたし達は指定の食事処へ向かった。出血は続いていたけど 数分おきにトイレに行く程ではなくなっていて 少し気持ちも楽になって食事を楽しめた。みんなもこのまま落ち着いてくれればいいねって いつしかいつものように 女子会トークを楽しんで…

病院嫌いの末路。

露天風呂の脇にある石に腰を下ろした。とってもいい天気。せっかく楽しみにしてきたのに‥。こんな自分が嫌いになる。 みんなにも迷惑かけちゃって。取り敢えず何とか無事に乗り切らなきゃ‼ 帰ったらさすがに病院に行こう‥。そう決めた。まだ中にあるこの不気…

露天風呂での衝撃。

緊急入院になる数ヵ月前。女友達3人で温泉旅館に1泊旅行にでかけた。とても楽しみにしていたのに その日も旅館に着いた途端 どっと出てくる感覚があった。またかぁ‥。そんな事を思いながらも部屋に着くなりトイレへ。やっぱり多い。 レバーも出てる。多めに持ち歩…

パパの涙。

どれだけ眠ったのか。看護師サンが出血の確認をしに来て目が覚めた。『起こしちゃってごめんなさぃね。 出血の具合見に来ました。大丈夫みたいだね。』『ありがとうございます』『ご家族の皆さん、処置の間 談話室に行ってもらったので今呼びますね』そう言っ…

心電図の音。

暫くして家族が病院に到着した。わたしを見るなりママが駆け寄ってくる。 『大丈夫?どこか痛む?』 『どこも痛くナィょ、大丈夫』 『もーッびっくりしたんだからぁー』 『ごめん』彼がパパに今の状況を話ながら ママは必要書類に目を通していた。『取り敢えず揃え…

輸血レベルだった失血量。

敢えて他愛のナィ話をしながら 頻繁に出入りする看護師サンの処置を ふたりで見てた。彼は先生に言われたらしい。◎出血の量が多くてまだ安心出来なぃ。 ◎止血をして今は落ち着いてるけど 今夜、このまま様子を見て もし、大量に出血するようなら緊急でオペになる…

筋腫分娩。

『何か?』と若い男の先生が返した。『それは持ってきました?』 『持って行こうと思ってたんだけど余裕がなくて。 ただ、まだお風呂場にぁるので彼に持ってきてと頼めば‥』『たぶん筋腫分娩だな』 ベテラン風の先生が言った。‥筋腫分娩?はじめて聞いた単語。…

救急病院へ。

ハーフケットを敷いた助手席にわたしは座らされた。車に乗って安心したのか その後の事は 病院で声をかけられるまで記憶も意識もなぃ。彼は救急指定の病院の 救急入口に車を乗り捨てて 病院内に走ったらしい。先生をはじめ数人で車に来たらしく わたしの状況を見て…

あたし‥死ぬのかな。

フローリングの上のラグは真っ赤に染まって 血だらけの服は 徐々に体温を奪っていった。彼の声を聞いて 安心したのか 何とか保っていた意識が 飛びそうになるのを必死で堪えた。救急指定の病院は目とはなの先。それでもひとりで病院に行く事は不可能だった。彼がわ…

生存確認。

取り敢えず 意識はまだ保っていた。タオルを当てたままリビングへ。フラフラ。やっとたどり着いて電話。ただただ『病院に連れてって‼』と。状況も意味もわからないまま 彼は1時間後に来てくれた。それまで フローリングの上で横になって待つ。 すごく長かったと覚えてる。…

始まりは一昨年の夏の日。

あれは2015年の7月。自宅のお風呂で何かを産んだ。それは拳位の大きさで。大量の出血と大量のレバー状の血のかたまりが ある程度出きった時 “ボトッ” 重さのぁる音がした。なに? これなに?心拍数があがる。あの時 わたしを支えてたのはきっとアドレナリン。蒼白い…

あたし、子宮を全摘します。

久々 真面目なblog。あたし 子宮を全摘します。3月のはじめに。その闘病記録。