子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

筋腫分娩。

『何か?』と若い男の先生が返した。

『それは持ってきました?』
『持って行こうと思ってたんだけど余裕がなくて。
ただ、まだお風呂場にぁるので彼に持ってきてと頼めば‥』

『たぶん筋腫分娩だな』
ベテラン風の先生が言った。

‥筋腫分娩?

はじめて聞いた単語。

それから服を切られ
大勢の先生ゃ看護師に取り囲まれながら
いろんな器具を付けられてMRI

取り敢えずその頃には意識もしっかりして
ある程度の事は覚えてる。

必要な検査が終わり病室へ移動。
重症個室に入れられた。

そこでまた沢山の器具と点滴やらを付けられて
落ち着いた頃、彼が病室に入ってきた。

『大丈夫?』
『うん。ごめんね。』

横に椅子を持ってきた彼は
腰をおろして不安そうな顔をした。

『お父さんに電話したよ、今向かってるから』
『ありがとぉ‥心配かけちゃったなぁ』

そんな事気にしなくていいからと
彼の手が頬を撫でた。