子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

心電図の音。

暫くして家族が病院に到着した。

わたしを見るなりママが駆け寄ってくる。
『大丈夫?どこか痛む?』
『どこも痛くナィょ、大丈夫』
『もーッびっくりしたんだからぁー』
『ごめん』

彼がパパに今の状況を話ながら
ママは必要書類に目を通していた。

『取り敢えず揃えられるものは揃えてきたけど
家から持ってくるものある?
特にないならママが準備しちゃうけど』
『特に何もナィけど後で欲しいものは彼に頼むから大丈夫』

ママとそんな話をしながら
パパと彼がナースステーションに行くと病室を出た。

『あのね?アパートのお風呂‥血だらけのままなんだ。
彼に頼むのも申し訳ナィからママ‥掃除してきてくれる?
気持ち悪いと思うんだけど‥暑いから早くしないと
匂いとかしそうだし‥』

ママは心配しなくてィィよと言ってくれた。

ほんとに申し訳ナィなぁって思って‥。

ママもナースステーションに向かったふたりを見てくると
病室を出た。

ひとりになって
病室の天井と心電図の音を聞きながら
生きてるって自覚する。

たぶん
そんなに時間も経たないうちに
すごく疲れたのか眠ってしまった。