子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

重症個室からの脱出。

先生3人と看護師サンが入ってきた。

『状態見させて下さいねー』
『はい』

まだ慣れない‥。
先生とは言え大勢の人に囲まれて見られてるこの状況。

どきどき。

膣内に詰め込んだガーゼを取り出すのかと思ったら
『もう少しこのままにしておきましょう』と先生。
『はい』

そーなんだ。
まだ駄目って事かな。

『貧血があるからひとりで歩かないで下さい』
『わかりました』

先生達が出て行って看護師サンが戻ってくる。

『じゃぁお部屋移動しますね。荷物だけお願いします』

ベットのまま重症個室から抜け出した。

4人部屋の窓側。
とは言えわたしの向かいにひとりいるだけで
2人しかいない部屋だった。

ママが荷物を出しはじめて移動が終わる。

一息ついてパパが家に戻ってママとふたり。
『一般病棟に来れて良かったねー』
『うん。何かやっと安心したかも』
『TVのカード買おうか?』
『ううん、いらなーい』

部屋には他の人もいるし控えめに他愛もない話。
いつもの感じ。

普通ってしあわせだな。
いつもは考えたりしないけどそう思う。

『お腹すいた』
『生きてる証拠‼』

確かにw

お昼になる少し前。

看護師サンがきて
『病衣の着替えしましょう。ついでにおしっこの管も
抜いちゃいますね』

それまで着てた病衣は処置しやすい前あきの
ワンピースみたいなものだった。

それを上下のある他の患者と同じものに変わった。

ベットの横に看護師サンに支えられて立つ。

なんかフラフラする。

言われた通り仁王立ちになって息を吐いた。
『はい、抜けますよー』
『痛くない‼』
思わず口に出た。

看護師サンが笑う。

ふたりで笑った。

『トイレに行きたくなったらナースコールで呼んで下さい。
絶対にひとりでベットを降りないでね』
『わかりました』

着替えを済ませてベットに横になる。