子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

筋腫分娩と子宮頸がんのふたり。

ママが持ってきてくれたスマホの充電器で充電をしながら
さっチンとラインで繋がる。

部屋にはさっチンとふたりきり。

カーテンは処置以外もう開けっ放しで。
消灯までずーっと喋りっぱなし。

彼女は子宮頸がんだと言った。

でももうオペは出来ないと言われて
放射線抗がん剤治療での入院らしい。

と言う事は‥余命とか‥の話なのかな。

無知過ぎて何て声をかけたらいいのか
『そーだったんだー』が精一杯。

確かにこの病院に入院するって事は
何かそれなりの理由があるのは想像出来た。

わたしの状態も話して
お互いのことも理解しながら過ごす。

たぶんこの数時間で
ぐっと仲良くなった気がする。
きっと10年前より深く友達になれた感じ。

『消灯です』
夜勤の看護師サンが巡回にきてライトを消した。

『やっぱ早いよねー消灯』
『なかなか寝れないけどねーw』
『おやすみー』
『おやすみー』

独り暮らしではなかなか誰かと交わさない
“おやすみ”を共有して目を閉じる。

‥やっぱり眠れなーい。
昼食の後に寝たからなぁ。

さっチンも寝てないのがわかる。

スマホを取り出して友達からのラインやらに返事をしつつ
筋腫分娩の事を調べ始めた。

見れば見るほどグロい。
やっぱりホラーだ。

はじめて聞いたけど経験した人も結構いるんだね。

確かに止血だけでうまく行ったのが
運が良かったと思ったりもして。

普通ならオペで子宮から出てきた筋腫を取るらしい。
不幸中の幸い。
いいか悪いかは別として
わたしの場合は勝手に産み落として
ちぎれたであろう根っこと言うか傷口からの出血を
止められれば今回は帰れる。

それに比べて彼女は癌だ。

わたしに出来る事で寄り添って行こう。
それしか考えが浮かばなかった。