子宮内膜異形増殖症だって。

筋腫分娩から始まった闘病の全記録。

待ちに待ったあの瞬間。

ラウンジでだいぶ長い時間を過ごして
またゆっくりと病室に戻りはじめた。

その時‼

待ちに待った前触れとも言える症状が微かに現れた。

『ねぇ‼なんかさー?お腹ちょっと痛くなってきた』
『え⁉誰か呼んでくるか?』
『いや、大丈夫‼あれだと思う。数日ぶりのう○こ‼』
『あー‼なんだーwビックリした』
『まだかもだけど‥出産出来るかもー』
『急に冷たいの飲んだからかな』
『そーなのかな』

ふたりとも便秘の薬を飲んでたけど
全く出てくる様子もなく
身体を動かさないから出にくくなってるんだろうと
看護師サンに励まされてたけど
そのご恩に応えられる可能性が出て来た。

ここは何がなんでも期待に応えたいところ‼

けど、さっチンは気配もしないらしい。

ふたりで出産したいところだけど
どうやらわたしの方が先に産み落とせそう。

病室に戻ると、いよいよお腹の痛みが増してきた。

『あー‥早く産まれてーw』
『だよなぁw』

きっと病室にいる他の2人には何の事かわからないだろうw

何度か病室の外にあるトイレに行ってみる。
出そうで出ない。

さすがに病室のトイレで産み落とすのは気が引ける。
何日も出ていない訳だし。

そしてその時が来た。

だけど、どうしても下っ腹に力を入れるのが怖い‼
数分、恐怖心と戦って
それでも何とか無事産み落とす事に成功。
出血はしてなさそうだ。
やっと安心出来たんだけど量的には少なめで。
でも気持ちも楽になったし、恐怖心もだいぶ薄れた気がする。

さっチンにも報告して喜びを分かち合った。
『わたしも早く産みたいよー』と彼女が笑って。

くだらない事でも一緒に笑える彼女がいてくれて
急に始まった入院生活も心強かったし楽しかった。
それも明日の午前中で終わる。

取り敢えず退院後の経過観察の通院の日までは
会えなくなるなぁ。

そんな事をぼーッと考えながらベットに横になった。